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【お知らせ】事務局開局日について

諸般の事情により、5月末より当面の間、事務局の開局日が不定期となります。
会員のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

ワーグナー協会事務局

第435回例会 ワーグナー・ゼミナール(304)

日 時:12月7日(土)14時~(13時30分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

テーマ:「『さまよえるオランダ人』の諸相」

講 師:東条碩夫(音楽評論家

来年1月、新国立劇場で「さまよえるオランダ人」が上演されます。2007年にプレミエされて以来5度目の上演です。それを前に今回は「オランダ人」のさまざまな解釈を、映像を駆使して比較してみましょう。ト書き通りの解釈による上演から、ゼンタの妄想、あるいは遊覧ツアー船の遭難、アフリカ貿易会社の破綻などへの読み替え、そして最近のバイロイトのチェルニャコフ演出など―。そもそもオランダ人は本当に救済されるのかどうか、ということからして問題なのでは。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

第434会例会 ワーグナー・ゼミナール(303)

日 時:10月27日(日)18時30分~(18時15分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

メトロ有楽町線東池袋下車ライズアリーナ3階

テーマ:「ライヴ録音でたどるバイロイト祝祭の歴史

講 師:吉田 真(明治学院大学教授)

今年の3月に『バイロイト祝祭の黄金時代-ライヴ録音でたどるワーグナー上演史』(アルファベータブックス)を上梓いたしました。本書は、入手可能なバイロイト祝祭のライヴ録音を全て聴き、年度毎にその特徴と意義を記述したものです(ただし1975年まで)。ワーグナーやバイロイト祝祭との出会いがNHK-FM放送の「バイロイト音楽祭」であった方も少なくないでしょう。その音源を提供しているバイエルン放送協会は、バイロイト祝祭が第二次世界大戦後に再開された1951年から毎年ラジオで全演目を生中継しており、その音源の多くは今日CDで聴くことが出来ます。数々の文献に記録されているヴィーラントとヴォルフガング・ワーグナーによる「新バイロイト」時代の実際の上演が果たしてどんなものだったのか、ライヴ録音を手掛かりに探ってみたいと思います。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

第181回関西例会

日 時:10月13日(日)14時~16時45分

場 所:西宮市民会館・中会議室501号室

テーマ:「オペラの映像制作の現場~ミュンヘン・リング1989のTV収録とその後~」

講 師:近藤保博(元NHKエグゼクティブプロデューサ/京都氏市交響楽団顧問)

1989年秋、NHKはバイエルン国立歌劇場で、当時の最先端映像技術であるハイビジョン・システムを駆使し、ワーグナーの超大作「ニーベルングの指輪」を収録した。困難を極めた収録現場の状況、そしてその後を語る。

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第433回例会 ワーグナ・ゼミナール(302)

日 時:9月29日(日)14時~(13時30分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

メトロ有楽町線東池袋下車ライズアリーナ3階

テーマ:「2024年バイロイト音楽祭報告」

講 師:鈴木伸行(日本ワーグナー協会理事長)

3年に及んだ新型コロナウィルス禍を乗り切り、昨年からは、ほぼ以前の活況を取り戻しているバイロイト音楽祭。一方、上演される演目に目を向けますと、まず、3年目の《リング》がその不人気から50年ぶりに上演を2回に減らして物議をかもしています。本年の新制作は、ビシュコフ指揮による《トリスタンとイゾルデ》で、アイスランド出身の気鋭の演出家オルン・アーナルソンがどのような舞台を見せるのか、こちらも注目が集まっています。私自身、2019年以来5年ぶりの参加となりますが、《トリスタンとイゾルデ》を中心に、音楽祭の様子がコロナ前とはどう変わったのか、或いは変わらないのか、現地の最新状況を報告させていただきます。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第180回関西例会

日時:7月27日(土)14時15分〜17時

場所:高槻市立総合交流センター(クロスパル高槻) 視聴覚室

JR高槻駅南口北東徒歩1分

講師:池上 健一郎(京都市立芸術大学音楽学部教授)

テーマ:敬意? 打算? 偶然?――ブルックナーにおける「ワーグナー的なもの」

ブルックナーの音楽を聴くと、ワーグナー的な響きにしばしば出会います。それは、本人が敬意を抱き続けていた「バイロイトの巨匠」に対する信仰告白なのでしょうか。それとも…? リンツ時代の合唱曲から成熟期の交響曲作品までを取り上げながら、実は複雑なふたりの音楽の関係性について考えてみたいと思います。(講師記)

協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第432回例会 歌とお話

日 時:7月23日(火)19時~(18時30分開場)

場 所:蒲田 大田区民ホール アプリコ小ホール

JR蒲田駅下車、徒歩4分

テーマ:「ワーグナーに挑んだこの10年~準備や本番に当たっての苦労と想い出」

出演者:青山 貴(バリトン) 木下志寿子(ピアノ)

私は、それまでワーグナー作品に対する知識も経験も全くありませんでしたが、突然機会を頂いた2013年の神奈川県民ホール・びわ湖ホールの共同制作『ワルキューレ』ヴォータン役が初めてのワーグナーオペラ出演となりました。今思い出しても恐怖で震えるようなあの時の体験から始まり、2017年~2019年の『びわ湖リング』出演、2016年~2018年愛知祝祭管弦楽団の同じく『リング』連続演奏会、コロナ禍の中での東京文化会館と新国立劇場の『マイスタージンガー』。2022年びわ湖ホール『パルジファル』と昨年の『マイスタージンガー』、今年3月の東京・春音楽祭『トリスタンとイゾルデ』など。私のここ10年程の活動には常にワーグナーオペラがあり、準備、演奏に本当に苦労しました。まだまだ分からないことばかりで、今回恐縮ながらもお話しと演奏をさせて頂くのですが、ご一緒する中でぜひ皆様から教えを乞いたいと思っております。

協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第431回例会 ワーグナー・ゼミナール(301)

日 時:6月18日(火)19時~(18時30分開場)

場 所:ミューザ川崎・市民交流室

JR川崎駅直結。ミューザ川崎1階正面のエスカレータで2階ヘ。左側はミューザ川崎シンフォニーホール。右側に進むと市民交流室です。

講 師:宮澤淳一(音楽評論家、青山学院大学教授)

高橋舞(ピアニスト、日本学術振興会特別研究員PD[京都大学])

テーマ:「ワーグナーとグレン・グールド――《ジークフリート牧歌》ピアノ版を聴く

カナダのピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)には、ワーグナー作品のピア

ノ・アルバムがある(1973年発売)。そこにはグールド本人の編曲による《マイスター

ジンガー》前奏曲、〈夜明けとジークフリートのラインへの旅〉、《ジークフリート牧

歌》が収められていて、話題となった。どんな編曲で、なぜ録音したのか、そもそもグ

ールドとワーグナーの関係はいかなるものだったのか――。彼が最晩年にトロント交響

楽団員を指揮して《ジークフリート牧歌》の録音を残した事実もこの問いへの関心を高

める。残された発言や関係者の証言を整理してグールドの描いていたワーグナーの世界

を検討したあと、最後に彼の編曲版の《牧歌》を実演で楽しみたい。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000

ワーグナー協会事務局

【お知らせ】(会員向け)

会員向けに発行しております季報『リング』誌では、国内でのワーグナー公演(抜粋は除く)の折に、会員の皆様から感想を「210字」でお寄せいただいております。これまで、公演の都度210字感想専用の用紙をお送りしておりましたが、諸般の事情により、今後お願いの用紙の送付は取り止めることとなりました。
今後も『リング』誌の210字感想文は掲載の予定でおりますので、公演の2週間後までに事務局のメール宛てに感想文をお寄せいただきたく存じます。
ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

ワーグナー協会事務局

【終了】第430回例会 ワーグナー・ゼミナール(300)

日 時:4月28日(日)19時~(18時30分開場)

場 所:東池袋あうるすぽっと会議室B

     東京メトロ有楽町線 東池袋下車6,7番出口正面ライズアリーナビル3階

講 師:四野見和敏(指揮者)・海老原光(指揮者)

テーマ:「飯守泰次郎氏、スコアから読み取れるワーグナー演奏の神髄」
ワーグナー演奏の第一人者であられた、故飯守泰次郎先生が残されたスコア(オーケストラ総譜)には、作品解釈、演奏法などの書き込みが多数あります。それは広大で深遠な作品に全力で立ち向かい試行錯誤した、こだわりの痕跡でもあります。着想と創造のプロセスと、それに関するエピソードを紹介しながら飯守先生のワーグナー演奏の神髄に迫ります。(講師)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第179回関西例会

日 時:4月7日(日)14時~17時

場 所:西宮市民会館503号室

講 師:三澤洋史(指揮者/作曲家)

テーマ:『トリスタンとイゾルデ』の和声の特異性とドラマとの結びつき

『トリスタンとイゾルデ』は無調の扉を開いた作品だと言われているが、むしろ反対に、和声連結が醸し出す心理や状況を表現した徹底的な調整音楽である。その和声法を説明しつつ、このドラマが究極的な解脱へと向かうプロセスを解明する。(講師)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局